採用コンサルティング 従業員数100名以下
顧問先様からご紹介いただいたお客様(法人)から従業員に関するご相談がありました。
従業員との間の合意退職の手続きが、従業員の体調不良をきっかけに進まずにいたところ、従業から突如、未払い残業代の請求がなされた事案で
従業員の退職については、このまま合意退職を進めるべきか、解雇の手続(当該従業員の懲戒処分に相当する行為があったため)を進めるべきかといった問題がありました。まずは合意退職の手続きを進めるため、従業員に対し、合意退職の意向を確認する内容証明を送りました。その際、従業員が体調不良で欠勤を繰り返していたため、休職命令を通知いたしました。
未払い残業代については、従業員が主張してきた額が正当かどうかを検討し、適切な金額を提示したところ、従業員の納得を得られたため、合意退職にいたりました。
未払い残業代は、従業員の主張を精査すれば請求額を下げることも可能です。そのためにもタイムカードなどの労務管理を徹底しておくことが重要です。また、未払い残業代の支払いをスムーズに行うことで、退職などの労使間交渉を有利に進めることもできます。